
埼玉県熊谷市の店舗での販売業(約10名分)の給料計算代行業務が終わりました。
この会社の営業職の男性の売上を上げるための賃金制度を導入しています。この賃金制度を、達成給と呼んでいます。
達成給とは、売上を上げるための具体的行動の取り組みを評価する制度です。
売上を上がるための具体的行動とは、「いつまでに」、「どんな行動を」、「どのくらいの量」です。それを実行したかを評価します。「いつまでに」、「どんな行動を」、は会社が決めます。営業職一人一人に行動を決めさせると、売上に向かわない行動計画を立てることがあるので、行動計画は会社が責任をもって立案します。会社が決めた行動を実行したか、しなかったかを評価します。その立案通りに行動した結果、売上が上がらなくても営業職には責任はなし。間違った計画を立案した会社に責任があるので、営業職は行動したこと自体を評価します。
例として、10日までに、既存客に来店を促す電話を100件かける。この架電を110件実行したら、達成率110%を計上。このように具体的行動を会社が決めて、それを実行することで売上を上げるのですから、会社が、売上が上がる正しい行動を示さなければなりません。
この達成給は、行動した、しなかったかを評価して給与に反映させます。反映させるとは、達成給(または達成手当)の基本を50,000円としたときに、達成率110%であれば50,000円×110%、達成率が75%であれば50,000円×75%の達成給(または達成手当)を支給します。
賃金制度とは、結局のところ評価制度なのです。