2020年4月7日の夜に出された、緊急事態宣言から10日が経過しました。
私の取引先から、緊急の訪問依頼や1日につき何本もの休業や雇用調整助成金の問い合わせ電話が続いています。
ここで、4月17日までの取引先の状況をご案内します。
取引先所在地は、東京都、埼玉県、群馬県(市区町村名は伏せます)。
あくまで当事務所の取引先の状況です。
- 土木建設業 : ほとんど影響なし。
- 住宅建設業 : ほとんど影響なし。中国での設備製造が停止しているとの報道がありましたが現在のところ工事中断等の事態にはない。
- 金属リサイクル業 : 仕入れ先である工場が臨時休業するところがあるため取扱量減少。休業予定あり。
- 工作機械製造業 : 中国やアメリカの需要が少ないため生産量減少。休業予定あり。
- 自動車部品製造業 : 国内自動車工場の休業のため生産量減少。休業予定あり。
- 家具雑貨販売店 : 3月は前月比で5%程度の売上減でしたが、4月に入ってから来店客数が激減。来店客数ゼロの日もあった。3月の半減もあり得る。休業の必要あるかも。
- 理容美容業 : 例年3月は卒業式等のイベントがあったが、今年は自粛のためにイベントの顧客がほとんどなし。緊急事態宣言後は来店客減少。休業の必要あるかも。
- 工業製品の運送業 : 全般的に、昨年中から徐々に取扱量は減っていたが、予想の範囲以内。
- イベント設備の運送業 : 3月から大規模イベントが開催できず極めて苦しい。休業予定あり。
- 建設資材の運送業 : 今のところ昨年と変わらず。
- 衣料品の運送業 : 大型商業施設の休業で荷物量減少。
- ファミリーレストランへの運送業 : 仕事量の減少が激しい。
- 食品スーパーへの運送業 : 極めて多忙。外出自粛のため自宅での食事が増加したことや特定の食品(カップ麺、乾麺、パスタ、缶詰め等の日もちする食品)の需要が多く、昨年の3割以上の仕事量増加。
- 居酒屋 : 緊急事態宣言発令後は通常の売り上げ5分の1。休業開始の店舗や休業予定の店舗あり。
- 焼肉店 : 3月中は多少の減少だったが、緊急事態宣言発令後は通常の売り上げ5分の1。休業開始の店舗や休業予定の店舗あり
【まとめ】
- 飲食業、販売業、サービス業は緊急事態宣言後に急激に業績悪化。わずか1週間で、あっという間に売り上げ激減。
- 約10年前のリーマンショックでは、製造業から売上減少が始まったが、今回はサービス業からのように感じる。
- 10年前はまだ製造業の比重が大きかったが、現在ではサービス業にシフトしたということなのか。
一刻も早く、新型コロナウイルスが収束することを願います。